KIRINJI 【非ゼロ和ゲーム】と息子の成長について
- YASUKO YAMADA
- 5月6日
- 読了時間: 1分

KIRINJIのCD[愛をあるだけ、すべて]を聞きながら20歳の息子と車に乗っていた。
キリンジが好きでよく運転中に聞くのだが、ライナーノーツや歌詞カードを読んだことが無く、タイトルすら知らずにいることもざらだ。
【非ゼロ和ゲーム】という曲を聞きながら、いつも感じる疑問を口に出してみた
「今のコーラス、なんて言ってるのか聞き取れないんだよね…
人垣に~♪人垣に~♪人垣に~人が気になる♪」って聞こえるんだけど」
息子は、CDを少しまきもどしてカーステレオに耳を近づけて言った。
「リタテキニ」
「え?」
「利他的。」
「利他的に~利他的に~利他的に~利他的であれ♪」が正しい歌詞らしい。
ハンドル操作が危なくなるほど笑った。
あほ丸出しのバカな聞き間違いに我ながら呆れるばかりだ。
堀込髙樹にあやまりたい。
「20歳の頃、利他的なんて言葉知らなかった。よく聞き取れたね」というと
「だって、題名が非ゼロ和ゲーム」だからそうかなって。」
「え?」
もちろん私は「非ゼロ和ゲーム」が何であるか考えもせずに聞いていたのだ。
堀込髙樹が歌の中で「辞書見て・ググれよ」繰り返し歌っていることに今更納得する。
息子の成長にしみじみと感じ入った出来事だった。
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